2012/02/19

【ICONIX】 ドメイン図を使ってユースケース図を描こう(`・ω・´)

前回、要求仕様からドメイン図を描きましたw

今回はそのドメイン図を見ながら、ユースケースを記述して図にしていきます(`・ω・´)
その際、画面プロトタイプやドメイン図に修正が必要になったら、都度ブラッシュアップします

要求仕様を叙述的な文に書き直し、ユースケースを記述する
何ができるかを述べている要求仕様を、どういう手順でするかを示すユースケースに書き直します。

まず、以下に気をつけて書き始めます ..._〆(゚▽゚*)
  • ドメイン図で使った名詞(オブジェクト名)を使う
  • ユーザーのアクションとシステムのアクションを、交互に記述する(対話形式)
  • 「名詞-名詞-動詞」という構造の文にする

文章が長くなる時は、以下のように対処します(;・∀・)
  • 1つのユースケース記述が2段落程度の分量になるよう、 別のユースケースに分ける。
  • システム側の作業が続くところは『アルゴリズム』としてまとめ、ユースケースではアルゴリズム名称で記述する

さらに明確な表現になるように、ブラッシュアップしましょう(`・ω・´)
  • 指示的表現( 「動詞」+「れる・られる」や「~しなければならない」「~してもよい」 )を、叙述的表現(「AがBする」)にする
  • ユーザーが直接操作する画面(バウンダリクラス)の名前を決める
  • 基本コース(一般的なシナリオ)に加え、 代替コース(ユーザーやシステムが予想外の行動をするシナリオ)も追記する

これでユースケース記述が出来上がりますw
(例)コピー先を選択する
基本コース:
 ユーザーは[コピー先選択]グループの[選択]ボタンを押し、システムは[コピー先選択]画面を表示する。
 ユーザーはコピー先のフォルダを選択し、[OK]ボタンを押す。

代替コース:
 ユーザーは[コピー先選択]画面で、[キャンセル]ボタンを押す。
 システムは[コピー先選択]画面を閉じる。
ユースケースを分類して、パッケージで組織化する
最も大事なユースケース記述は終わったので、気楽な気持ちでユースケースを組織化しますw


なんとなくカテゴリが似てそうなユースケースを、パッケージで分けます。


ユースケース間で、以下の関係が成立するところをつなぎますw
つなぎかた ユースケースの関係
A <<precedes>> B ユースケースAが先に実行完了してから、ユースケースBが実行される
A <<invokes>> B ユースケースAの実行中に、ユースケースBが呼びだされて実行される


ユースケース記述を経て、ドメイン図はこんな感じに変更されましたw

参考資料

より詳細な内容は、こちらの書籍をご覧下さい。

※2012-11-24:参考資料を追記しました。

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