今回はそのドメイン図を見ながら、ユースケースを記述して図にしていきます(`・ω・´)
その際、画面プロトタイプやドメイン図に修正が必要になったら、都度ブラッシュアップします。
要求仕様を叙述的な文に書き直し、ユースケースを記述する
何ができるかを述べている要求仕様を、どういう手順でするかを示すユースケースに書き直します。まず、以下に気をつけて書き始めます ..._〆(゚▽゚*)
- ドメイン図で使った名詞(オブジェクト名)を使う
- ユーザーのアクションとシステムのアクションを、交互に記述する(対話形式)
- 「名詞-名詞-動詞」という構造の文にする
文章が長くなる時は、以下のように対処します(;・∀・)
- 1つのユースケース記述が2段落程度の分量になるよう、 別のユースケースに分ける。
- システム側の作業が続くところは『アルゴリズム』としてまとめ、ユースケースではアルゴリズム名称で記述する
さらに明確な表現になるように、ブラッシュアップしましょう(`・ω・´)
- 指示的表現( 「動詞」+「れる・られる」や「~しなければならない」「~してもよい」 )を、叙述的表現(「AがBする」)にする
- ユーザーが直接操作する画面(バウンダリクラス)の名前を決める
- 基本コース(一般的なシナリオ)に加え、 代替コース(ユーザーやシステムが予想外の行動をするシナリオ)も追記する
これでユースケース記述が出来上がりますw
(例)コピー先を選択する 基本コース: ユーザーは[コピー先選択]グループの[選択]ボタンを押し、システムは[コピー先選択]画面を表示する。 ユーザーはコピー先のフォルダを選択し、[OK]ボタンを押す。 代替コース: ユーザーは[コピー先選択]画面で、[キャンセル]ボタンを押す。 システムは[コピー先選択]画面を閉じる。
ユースケースを分類して、パッケージで組織化する
最も大事なユースケース記述は終わったので、気楽な気持ちでユースケースを組織化しますwなんとなくカテゴリが似てそうなユースケースを、パッケージで分けます。
ユースケース間で、以下の関係が成立するところをつなぎますw
つなぎかた | ユースケースの関係 |
---|---|
A <<precedes>> B | ユースケースAが先に実行完了してから、ユースケースBが実行される |
A <<invokes>> B | ユースケースAの実行中に、ユースケースBが呼びだされて実行される |
ユースケース記述を経て、ドメイン図はこんな感じに変更されましたw
参考資料
より詳細な内容は、こちらの書籍をご覧下さい。
※2012-11-24:参考資料を追記しました。
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