背景
ソフトウェアのインストールCDイメージとしてISOファイルを作る機会が時々あるのですが、人によって使うツールが違っていたりデスクトップ版のツールばかりでJenkinsさんに作業してもらいにくかったりといった点を悩んでいました。そこで今回の投稿です。
内容
cdrtfe - cdrtools Frontend に含まれる
mkisofs.exe
を使います。 準備
- cdrfeポータブル版の最新版を以下のURLからダウンロードして、適当なディレクトリに解凍します。
- 解凍したディレクトリ内の以下のファイルをPathが通ったディレクトリにコピーします。
.\tools\cygwin\cygwin1.dll
.\tools\cdrtools\mkisofs.exe
実行
実行方法は以下です。
mkisofs.exe -l -R -J -UDF -input-charset=utf-8 -V {label} -o {filename} {source}
{label}
にはディスクのラベル情報を、{filename}
にはISOファイル名、{source}
にはソースにするディレクトリパスを指定します。CIで実行するときには別途スクリプトで環境変数に必要な情報を登録しておいて、これらの情報として使うといいかもですね(*´ω`*)上記で使っているコマンドフラグの粗い説明は以下です。
コマンドフラグ | 説明 |
---|---|
-l | ISO9660ファイルシステムで最大31文字のファイル名まで使用できるようにする。 |
-R | Rock Ridgeフォーマットを使用する。(Unix用) |
-J | Jolietフォーマットを使用する。(Windows用) |
-UDF | UDFファイルシステムを使用する。(Windows用) |
-input-charset=utf-8 | (重要) 文字エンコードをUTF-8に設定する。日本語名のファイルを扱う場合に必須。 |
-V | ボリュームラベルを設定する。 |
-o | 作成するISOファイルのパスを指定する。 |
コマンドフラグに関する詳細なヘルプは以下を実行しても参照可能です。
mkisofs.exe --help
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